会員の新刊書籍

 書籍の編著者である会員ご本人からの希望に基づき、出版後1年以内の書籍の紹介を掲載しております。 対象書籍は対象書籍は出版後1年以内の経営学に関連するものとしております。書籍紹介を希望される会員におかれましては、編著者名、書籍名、出版社、発売日、ISBN、URL、200字程度の紹介文を学会事務所へメールにてご連絡下さい。ご紹介の期間は当面1年間とさせていただきます。なお、本コーナーでは会員から希望のあった書籍をすべて掲載しており、学会として書籍の内容まですべて確認しているものではありません。


清水馨著『中堅企業の質的成長―240社の社長インタビュー調査から』中央経済社(2024/01/17)2024/11/18

ISBN 978-4-502-47811-6

 中堅企業概念は60年前に一人の研究者によって紹介され、多くの研究者が研究対象にしたが、その後顧みられなくなった。われわれは20年前に改めて中堅企業研究に着手し、240人あまりの中堅企業経営者にインタビュー調査を行った。売り手として買い手に何を訴求するのか、そして経営する上で何を重視しているかを先入観なく文字化した。その結果、彼らが量的成長と、新たな行動を基点とした質的成長も目指していることが判明した。

 

 

 

 

 


雨宮寛二著『経営戦略論: 戦略マネジメントの要諦』勁草書房(2024/09/02)2024/11/18

ISBN 978-4326505036

 本書は、企業経営を社会科学としての視座だけではなく、実学としての視座からも捉え解明しています。
 企業が競争優位を獲得するために必要となる「経営戦略プロセス」を提言し、競争優位を、「企業が戦略的行動を採ることにより生み出される創造的価値が競合企業より多い状態」として、“戦略的行動”と“創造的価値”を新たに定義することで競争優位を定量的に捉え、このプロセスに新規性があることを論証しています。

 

 

 

 

 


羽田明浩 編著『MBAのナースたち 9つの事例にみるMBA取得者のその後』文眞堂(2023/9/30)2024/08/07

ISBN: 978-4-8309-5237-1

 この本は、MBAのナース達が課題研究によって取り組んだ業務改善、新規事業、研究成果を紹介したものである。
本に書かれている9つの事例は、看護管理者による看護業務改革、看護職起業家によるニュービジネスの取組み、
看護職研究者による研究の紹介などであり、彼女たちはMBAコースで学んだ知識を実務に活用していることがわかる内容となっている。
 そのため、医療機関で働く看護師、医療経営に興味のあるヘルスケアスタッフに好適の書である。

 

 

 

 

 


大嶋 淳俊 著『次世代経営リーダー育成 ~経営人材創出モデルの探究~』学文社(2024/7/20)2024/07/05

ISBN: 9784762033704

 次世代経営リーダー育成について、15年をかけて大企業45社の事例研究、選抜人材 約1000人の調査、グローバル経営者の調査と多角的視点で研究し、経営人材を持続的に創出する「次世代経営リーダー育成(NLP)モデル」を理論的・実証的に解説。
 この研究から「リーダーシップの発展段階モデル」「戦略的NLPマトリクスの3Dモデル」など実践的な処方箋を多数開発。新時代の「カタリスト・リーダーシップ論」を提唱。経営人材育成の革新に資する研究成果として公刊。

 

 

 

 

 

 


西村孝史 著『職場のソーシャル・キャピタル: 人的資源管理が創り出す個と組織の関係性』中央経済グループパブリッシング(2024/3/28)2024/06/13

ISBN-10 ‏ : ‎ 4502484717
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4502484711

 

 ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)は,関係性の中に埋め込まれた資本として社会学や心理学だけでなく, 経営学でも注目されている。 本書は,既存のソーシャル・キャピタルとは異なり,関係性の中でやり取りされる資源の観点から同概念を捉え, 様々なデータを用いて人的資源管理がソーシャル・キャピタルの形成に与える影響を検討している。

 

 

 

 

 

 

 


太田肇 著『「自営型」で働く時代―ジョブ型雇用はもう古い!』プレジデント社(2023/11/4)2024/05/10

ISBN-10 ‏ : ‎ 4833425130
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4833425131

 

 近年、わが国では「メンバーシップ型雇用」から「ジョブ型雇用へ」の転換が唱えられている。しかし労働市場や社会慣行、法制度などが特殊な日本においてジョブ型への切り替えは困難である。しかもVUCAの時代にジョブ型は柔軟性に欠ける欠点を持つ。そこで第3の選択肢として、就業形態によらずある程度まとまった仕事をこなす「自営型」に注目した。デジタル化にともなって国内外で急速に広がる自営型就業の意義と可能性を論じた。

 

 

 

 

 

 

 


森永雄太著『ジョブ・クラフティングのマネジメント』千倉書房(2023/10/12)2024/01/10

ISBN 4805113014

 もともとジョブ・クラフティングという考え方は、従業員の自発的な再設計行動であると位置づけられてきたが、最近ではそのような自発的行動を促す組織的要因の解明が期待されるようになってきた。
 そこで本書では、成員が多様化した組織において従業員の動機づけを高める自己調整行動としてジョブ・クラフティングを位置付けるとともに、2種類の人事制度と管理者のインクルーシブ・リーダーシップがジョブ・クラフティングに与える影響を想定し、検証している。

 

 

 

 

 


百海 正一著『ケースメソッド・ティーチング』学文社(2022/11/10)2023/09/11

ISBN 978-4762031632

 ケース(事例)教材を使って、どのように討論型授業を進めていくか。「ケースメソッド教授法」について系統的・体系的に学習することで。 ティーチング・スキルの向上を目指す。「ケースメソッドによる学習」(2009)の続編。ケースメソッド教授法(含FDプログラム)に関心がある方、ケースと講義を組み合わせ授業を考えている方むけ。

 

 

 

 

 

 

 


木下 耕二著『ダイナミック・ケイパビリティのフレームワーク: 資源ベース再構成の組織能力』(株)中央経済社(2023/4/10)2023/05/08

ISBN 978-4502450310

 錯綜する経営環境の下、競争優位持続のため、資源ベースを継続的に創造、拡張、再構成する組織能力が企業には求められます。しかし、組織能力自体、その概念や定義、機能は、いまだ混乱しています。
 本書は、 ダイナミック・ケイパビリティ、組織能力、ミドルマネジメントに関する先行研究を渉猟、考察し構築した統合的な調査・分析の枠組みに基づき、グローバル・ニッチ・トップ企業のM&Aに係るダイナミック・ケイパビリティの実相を、ミドルマネジメントの貢献実態の観点から探求しました。

 

 

 

 

 


小松史朗『日本的生産システムにおける労働と管理 ―変容過程とその含意』 ミネルヴァ書房(2023/3/20)2023/04/03

ISBN 978-4623087822

 戦後高度成長期以降、日本的経営の特質および一般性と特殊性をめぐる研究が盛んに行われてきた。1990年代から2000年代初めには、日本的生産システムにおける労働と管理がその焦点となり、ポストフォーディズム論争、小池‐野村論争、さらにはブレイヴァマン・テーゼの有効性の検討をはじめとした様々な論議が展開された。
 しかしながら、その後、日本企業における経営・管理の変容に伴って、こうした論議は、その決着を見ないままに棚上げにされてしまった。その一方で、こうした論議を総括して現在にいたる変容過程の含意を理解することは、今後のその態様を考える上でも肝要であると考えられる。
 そこで、本書では、日本的生産システムにおける労働と管理の変容過程を実態調査に基づいて解明しその含意を探ることを試みることで、係る研究課題に取り組んだ。

 

 


山本寛著『働く人の専門性と専門性意識-組織の専門性マネジメントの観点から』創成社(2023/3/10)2023/03/13

ISBN 978-4794426093

 ジョブ型雇用、人的資本経営や学び直し、リスキリングが注目される現代、組織は、社員の専門性を重視しつつあります。働く人も自身の専門性向上を求めています。本書は、分野や職業・職種ごとの専門性だけでなく、多様な専門性の共通部分の明確化と橋渡しを試みました。また、アメリカや中国を含む専門職業及び一般企業の社員対象のアンケートと聞き取りに基づき、専門性への意識の分析を通し、専門性向上のためのマネジメントの成立と有効性を分析しました。

 

 

 

 

 

 


古沢昌之編著『外国人留学生の「就職・就労」と「採用・活用」―ダイバーシティ & インクルージョンの視点を踏まえた分析―』白桃書房(2022/9/26)2022/11/04

ISBN 9784561267706

 本書は日本の大学・大学院を卒業・修了した外国人留学生の「就職・就労」、及びそれと表裏一体の関係にある日本企業における留学生の「採用・活用」について考察している。日本政府が2008年に策定した「留学生30万人計画」は、外国人留学生の総数が2019年に31万人強に達したことから、数字の上ではクリアできたと言える。しかし、上記計画の「出口戦略」ともいうべき留学生の「就職」を巡っては、かねてより日本人学生に比して「低い就職率」が問題視されてきた。こうした中、本書では、大学・企業・外国人留学生(含む元留学生社員)へのアンケート調査・ヒアリング調査を通して、各々に求められる変革を提示している。

 

 

 

 


佐藤 耕紀著『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「意思決定」』同文館出版(2022/10/27)2022/10/24

ISBN 978-4495541309

 

「意思決定」のポイントを、身近な具体例でわかりやすく解説。

● なぜ、秋田犬のお腹は白い?(錯覚、逆陰影)
● かき氷のシロップ、実はどれも同じ味?(クロス・モダリティ、感覚マーケティング)
● チーズケーキは快感のかたまり?(超正常刺激)
● なぜ、プーチンはウクライナ侵攻を続けた?(サンク・コスト効果)
● ダイエットは明日から?(異時点の選択、確実性効果)
● 「はなまるうどん」の「中」は、「丸亀製麺」の「大」よりも大きかった?(フレーミング効果)
● ハブ退治にマングースを放ったら、どうなった?(システム思考、波及効果)