国際交流

  • AAOS Online Seminar Series・組織学会国際オンラインセミナー

    関連団体|共催|第3回AAOS Online Seminar Series・組織学会国際オンラインセミナー

    関連団体|共催|第2回AAOS Online Seminar Series・組織学会国際オンラインセミナー(時間変更)

    国際交流|共催|第1回AAOS Online Seminar Series・組織学会国際オンラインセミナー


    IFSAM(International Federation of Scholarly Associations of Management)

    2022年

    • IFSAM(IFSAM 16th Biennial Congress)第16回大会が開催されました

    隔年で開催されるIFSAM(IFSAM 16th Biennial Congress)の第16回大会が、2022年9月7日~9日の日程で開催されました。9月7日にはオンラインにて開会式が開催され(日本時間で午後8時からの約30分間)、90名ほどが参加しました。
    大会に先立ち、初回大会であった東京大会から30周年を記念してブックレットが作成、配布されており、また、開会式では日本経営学会からIFSAMのアドバイザリーボードメンバーである奥林康司神戸大学名誉教授ならびに日本経営学会国際委員会委員長である咲川孝中央大学教授が登壇致しました。両会員のスピーチの内容はブックレットにも掲載されています。また、録画もされていますので動画も合わせてご覧下さい。

    咲川 孝
    中央大学 国際経営学部 教授
    日本経営学会 前国際委員長

    1992年東京大会(第1回IFSAM大会)30周年記念ブックレットへのアクセス
    2022年9月開催のIFSAM大会のオープニングセッションなどの動画

     

    2017

    ドイツ経営経済学会

     日本とドイツとの経済・経営の分野における交流の歴史はおよそ120年ほどになります。日本経営学会の会員の中にもドイツ経営経済学と深い関わりを持っている会員は大変多く、学会としても国際的な交流を深めてきた経緯があります。
     1996年に一橋大学で開催された日本経営学会第70回大会では、ドイツの経営学会(Der Verband der Hochschullehrerinnen und Hochschullehrer für Betriebswirtschaft e.V. (以下VHB)からEduard Gaugler教授を迎えて記念講演が行われ、また2005年には日本経営学会ならびにVHBの主催で、経済、企業経営ならびに社会それぞれの分野の第一線で活躍されている研究者による公開国際シンポジウムも行われました。それ以来、日本経営学会としてVHBとの共同での大きなイベントは行われていませんが、個々のレベルでは毎年ドイツ語圏で開催されるVHBの年次大会に日本経営学会の会員が参加されています。
     こうした国際交流の状況を多くの会員にご紹介するという趣旨の下、長らくVHBの大会に参加されている会員による参加報告を以下にてご紹介致します。

    広報担当常任理事 松田 健

     

    ●2024年度ドイツ経営経済学会第84回年次大会参加報告

    学習院大学 小山 明宏

     2022年3月のデュッセルドルフ大学でのドイツ経営経済学会第83回年次大会は、ハイブリッド開催だったが、出入国の手間から、筆者は結局オンライン参加にならざるを得なかった。 そしてこの時予定されていた2023年3月のリューネブルグ大学での第84回年次大会は、コロナのため結局中止・延期となって、2024年3月の対面開催ということになった。筆者は2019年のロシュトック大学での年次大会に参加して以来、5年ぶりのドイツの大学での年次大会への参加ということになった。
     今年のメインタイトルはENTREPRENEURSHIP. DIGITALISIERUNG. NACHHALTIGKEIT. BWL IM DREIKLANG DER GESELLSCHAFTLICHEN TRANSFORMATION「企業家精神。 デジタル化。 持続可能性。社会的な変換の三連構造の中における経営学」というものであった。基調報告でのミュンヘン工科大学のアン・クリスティン・アハライトナー教授によるSchmelztiegel der Disziplinen : Wie die BWL zum Rückgrat für Zukunftsweisendes Handeln wird.「専門分野のるつぼ: 経営学がどのようにして未来志向の行動のバックボーンとなるのか」という講演に始まり、再び数多くの発表がなされた。彼女の講演はリューネブルグ大学の大講堂でほとんど満員の聴衆の前で行われた。
     特に変化と変革の時代において、企業は安定性、適応性、革新的な強さのバランスが取れたものを必要とする。このような背景から、経営学はまさに現代の、ときの科学であるとし、さまざまな分野の「るつぼ」として、企業内のますます複雑化する意思決定状況に関連するすべての視点を統合するのに理想的に適していて、したがって、未来志向の行動のバックボーンとなりうるとする。今年の基調講演では、これが特にトレーニング・教育(Ausbildung)にとって何を意味するのか、そして私たちの分野がどのような課題に直面しているのかについて、正しく認識することが不可欠である、としている。
     いまや現代の経営学はまさに非常に多種・多様・多数のコンポーネントから成り立っていて、「るつぼ」と言われると、ああ、まあ、そうなんだろうな、と思って聴いていた。もともと、というか、ドイツの経営学会年次大会での発表・講演は概念的・抽象的なものが多く、それがまたドイツ的なのかもしれない。
     1日目は例年通り名誉会員・海外からの参加者を招いて招待昼食会が行われ、今年もキャンパス内の部屋で行われた。海外からの参加者は実は筆者一人で、あとは年配のドイツ人(名誉)教授ばかりであった。長年の知り合いもいて久しぶりに旧交をあたためることができた。ただし、毎年必ず顔を出す会長は、今年は当初不在で、終了5分前に顔を出して、多少話をされた。すなわち会長のユッタ・ゲルダーマン教授は最後にいらっしゃり、日本経営学会からのご挨拶状をさしあげたが、例年の二人での写真を撮る暇はなかった。今までは最初に会長のご挨拶があり、名誉会員たちと交流しながら食事ということだが、彼女は何か事情があったのだろうか。女性会長は筆者の知る限り5人目だが、男性会長も含めてこれは初めてのケースだったので、とても記憶に残ることとなった。
     来年の第85回年次大会は、学会事務局のあるゲッティンゲン大学で行われ、その運営委員長をされる現在副会長、次期会長、40代のミヒャエル・ヴォルフ教授から筆者に大変丁寧なご挨拶をいただいた。

     

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